出産レポ①はこちら→https://noriken.com/2019/06/11/jintuugakita/
トイレで陣痛&吐き気と格闘すること数時間。
やっとダニエラ(ドクター助手)と、遅れてロリー(ドクター)も到着した。
ダニエラは力が入っている私の顔を見て、「リラックス~、リラックス~」と眉間やこめかみ辺りを何度も優しく解してくれた。
そうだった!力まずに深く呼吸をしなくっちゃ!とその度に思い直しては深呼吸をするんだけど、またすぐに強力な痛みがやってきては力んでしまう。そのいたちごっこだった。
やがてどんどん陣痛の間隔が短くなってきて、
私はあまりの痛さにトイレから大声で「プールまだ?早くして!」と叫んだ。
「オッケー準備できたよ」と声がかり、健一に脇を抱えられながら移動したリビングには、用意してあった水中出産用のビニールプールにお湯が張られていた。
殺菌&リラックス作用のあるアロマオイルと、羊水と同じphになるようにミネラルを入れるよう母にお願いした。
そして、みんなの介助を得て下着を脱ぎ捨て、上だけビキニを装着して(撮影のため)、プールに入水。
すると、お湯の温かさで一気に身体の力が抜けると同時に、ジワジワと腰のあたりが温まってきて陣痛の痛みが和らいだように感じた。
「あぁー、めっちゃくちゃ楽。気持ちいい」と、まるで温泉に浸かった時のオッサンのような台詞が出てしまった。
いま思い返せばだけど、わたしの場合はこの気持ち良さが逆に良くなかったのかもしれない…
それまで激しかった陣痛が、プールに入ったことで再び間隔が長くなってしまったのだ。
それでも波がやってくる度にいきんでみるし、色んな体位を試し、赤ちゃんがどんどん下がってきているのも感じていた。
ちょうどその頃、窓の外はめちゃくちゃ美しい夕陽が顔を出していて、その場にいたみんなが「ビューティフル」と言っていたけれど、わたしは横目で見るくらいしか余裕がなかった。
なんやかんやで気づけばプール入水から二時間くらい経ち、次第に水の中にいることに身体が慣れすぎている感覚になっていたし、そんでもってお湯も冷めてきた!
ロリーたちもそんな状況を見て、英語で色々喋っていた。おそらく「体勢を変えた方が良さそうだね」的なことだと思う。
「いい、のりこ!一回プールから出て、トイレに行ってらっしゃい」と促された。
いや、オシッコなんて出ないし~なんて思いながらも、ロリーの意図も読めたので、言われるがままトイレへ。
便器に座りながらも、陣痛が来たらいきんでオッケーだから!との指示だったので
ってことは、さすがに便器には産み落とさせないだろうからまだまだなのね…と理解して、遠慮なくいきんだ。
そして再びリビングに戻ると、今度はプールの横に出産用の座椅子みたいなのが置いてあり、いきみやすいからこれでチャレンジしてみよう!ということになった。
プールに入ればスルッと生まれてくる!ってイメージだったのに、
我が子はなかなかのマイペースだった。笑
ここからが更に壮絶になるんだけど、それはまた次回♡
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